飯島 渉 教授
専門・研究テーマ・キーワード
感染症の歴史学、パンデミックとエンデミック担当課程
博士前期課程専任教員博士後期課程専任教員取得学位・資格
博士(文学)
実は、小学校から高校までの教員免許を持っています。
経歴
東京学芸大学、東京大学大学院で学ぶ
大阪市立大学文学部助手、横浜国立大学経済学部助教授、教授をへて青山学院大学文学部教授、2024年から長崎大学熱帯医学研究所教授、熱帯医学ミュージアム館長
教育活動
COVID‐19やマラリア、リンパ系フィラリア症、日本住血吸虫症などの歴史をお話しする機会があると思います。
研究活動
TMGHでは、COVID‐19をめぐる資料、記録、記憶の保全と継承を行います。
熱帯医学ミュージアムでは、エンデミックをめぐる資料、記録、記憶の保全と継承を行います。
現在の主な研究活動地域
感染症の流行している地域すべてが関心の対象ですが、得意な地域は東アジアです。
最近の5つの出版物
- 飯島渉『感染症の歴史学』岩波新書、2024年1月
- 飯島渉「中国武漢市のロックダウンと「社区」―COVID—19対策におけるコミュニティの問題」『社会経済史学』89₋2、2023年8月
- 飯島渉『感染症と私たちの歴史・これから』清水書院、2018年
- IIJIMA, W.,“Medical Reports Compiled by Chinese Maritime Customs as a Platform for Intellectual Exchanges on the Infectious Diseases between Western and Local Medicines in Late Nineteenth-Century East Asia”, Memoirs of the Research Department of the Toyo Bunko, no. 80, 2022, pp.5-34. https://doi.org/10.24739/00007741
- Wataru Iijima. “Jishuku as a Japanese way for anti-COVID-19: Some Basic Reflections”, Historical Social Research Supplement 33 (2021): 284-301. https://doi.org/10.12759/hsr.suppl.33.2021.284-301
メッセージ
「賢者は歴史から学ぶ」というものの、それは容易ではありません。後世の社会に感染症をめぐる資料を残すことが大切で、それは感染症の抑制のための1つの方法だと考えています。