小澤 寛樹 教授
専門・研究テーマ・キーワード
精神神経科学担当課程
博士前期課程専任教員取得学位・資格
医学博士
個人/所属ウェブページ
http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/psychtry/
他所属
- 大学院医歯薬学総合研究科
- 展開医療科学講座
- 精神神経科学
経歴
学歴
- 1985/03 札幌医科大学医学部卒業
- 1990/03 札幌医科大学医学研究科神経精神医学博士課程修了
職歴
- 1993/04-1999/12 札幌医科大学医学部神経精神科 助手
- 2000/01-2001/11 札幌医科大学医学部神経精神科 講師
- 2001/12-2004/09 札幌医科大学医学部神経精神科 助教授
- 2003/10-現在 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科精神神経科学 教授
教育活動
- 精神医学、グローバルメンタルヘルス
- 精神保健専門家のいない保健医療の場における精神・神経・物質使用障害のためのmhGAP介入ガイド
研究活動
- 当教室では、統合失調症の方の長期転帰についての調査、被爆を体験した方や普賢岳災害を経験した方の心身の健康についての調査を行っています。
- 現在の主要なテーマとなっているのは、統合失調症の分子・遺伝史的研究、双極性障害など内因性精神疾患の原因を探る病態生物学的研究です。最近の研究では、脳の構造的な異常と精神疾患との相関を調べるとともに、向精神病薬の神経幹細胞に与える影響を検討しています。
- 将来的には3研究を統合し、より学際的な研究体制を構築することを念頭においています。例えば、普賢岳被災者の約10%の方は未だ精神症状に苦しんでいる一方で、多くの方は回復しています。
- さらに、治療期間が長引くほど統合失調症の予後は悪くなる傾向があり、早期診断と早期治療が大切であることが分かります。遺伝学的、生物学的研究により、これら疫学研究における要因を明らかにしたいと考えています。
現在の主な研究活動地域
- 中国
- インドネシア
- タイ
- シンガポール
- ミャンマー
最新の5つの出版物
researchmap参照
https://researchmap.jp/read0043765
メッセージ
当教室では,統合失調症の方の長期転帰についての調査,被爆を体験した方や普賢岳災害を経験した方の心身の健康についての調査を行っています。
現在の主要なテーマとなっているのは,統合失調症の分子・遺伝史的研究,双極性障害など内因性精神疾患の原因を探る病態生物学的研究です。最近の研究では,脳の構造的な異常と精神疾患との相関を調べるとともに,向精神病薬の神経幹細胞に与える影響を検討しています。将来的には3研究を統合し,より学際的な研究体制を構築することを念頭においています。例えば,普賢岳被災者の約10%の方は未だ精神症状に苦しんでいる一方で,多くの方は回復しています。さらに,治療期間が長引くほど統合失調症の予後は悪くなる傾向があり,早期診断と早期治療が大切であることが分かります。
遺伝学的,生物学的研究により,これら疫学研究における要因を明らかにしたいと考えています。