修了生メッセージ

修了生メッセージ

Charisse Ann Ramos Suliguinさん

graduates1What attracted me to TMGH then, after scouring the internet for graduate schools of medicine within Japan, were the MTM course’s flexible timetable, its use of English as the medium of instruction, its roster of high caliber faculty, its close collaboration with the London School of Hygiene and Tropical Medicine (LSHTM) and other prominent organizations, and my general perception of the school as a nurturing community.

My one year stay in TMGH as an MTM graduate student did not disappoint. I expected the coursework to be challenging and intensive, and it was. In retrospect, I think I enjoyed spring quarter the most, albeit having a hectic schedule. Sessions in tropical medicine, epidemiology and statistics equipped me with the right knowledge and skills to successfully carry out my master’s thesis with the guidance of my supportive research supervisors. Overall, there was a palpable intention to contribute solutions to global health issues within the school atmosphere that could easily rub off on students. Taking this course changed my perspective towards research, inspired me to aim for higher studies, and rekindled my childhood dream of making a difference.

国際健康開発研究科 国際健康開発専攻 平成24年度3月修了 渡辺 陽子さん

graduates9

フィリピンで活動するNGOに就職し、プロジェクトマネージャーとしてミンダナオ島に1年間駐在しました。先住民の子どもたちの地域開発事業を担当しましたが、初めての実践の場であったこともあり、毎日が試行錯誤でした。バイクの後ろに乗って事業地がある山間地の先住民の村に行き、生計向上グル―プで活動する村のお母さんの様子や、建設中の学校を見に行く事もあれば、教育省など関係者との話し合いを行ったり、事務所でスタッフと何時間もミーティングを行うこともありました。今回、教育、保健、生計向上といった包括的な内容の事業3年目を担当する中で、持続性や成果を前に、悩むことも多くありました。そんな時、スタッフと共にチームとして力を出し合えたこと、村のお母さん達の頑張る姿に刺激されたり、そして本研究科で学んだ「学び続ければ道は開ける」という言葉が励みとなり、乗り越えることができたと思っています。まだ実践の一歩を踏みだしたばかりですが、これからも保健と地域開発の両方を軸にして実践と学びを重ねる中で、住民が主体の保健プロジェクトであるために、より効果的なアプローチ方法を突き詰めていきたいと思います。(特定非営利活動法人アイキャン(フィリピン ミンダナオ島))

国際健康開発研究科 国際健康開発専攻 平成24年度 3月修了 後藤 久美子さん

graduates8

本研究科を卒業して1年が経ちました。私は現在、妊産婦・新生児プロジェクトでアフリカのザンビアで活動しています。青年海外協力隊時代に夢見た国際保健の分野でアフリカの地で再度挑戦したいという目標が一つ実現しました。
在学中、前学科長の青木先生からいただいた「空から見る鳥の目と地面から見るミミズの目を持つことが国際保健では重要である」という言葉に感銘を受けました。1年次の講義や2年次の調査を通して、現地には現地特有の教え、風習があり、病に対する人々の認識はその土地で違うこと、またその文脈の中でどのような対策を施していくかを様々な角度から先生方に学び、その言葉の意味が確信へと変わって行きました。2年次のインターンシップでは実際にプロジェクトに入り、疾病対策を現地の人々と共に行う中で、どのように現地の人と向き合いプロジェクトを進めていくか、そしてそれに必要とされるスキルとは何かを実践的に学びました。
現在の活動は、妊産婦の死に関連する「3つの遅れ」を回避するため、マタニティハウスの建設やコミュニティヘルスワーカーへの育成を行っています。本研究科で得た「多角的な視点」を常に持ち、「現場の声」が常に反映できる活動をしていきたいと思っています。(公益財団法人ジョイセフ(ザンビア))

国際健康開発研究科 国際健康開発専攻 平成25年度3月修了 井上恭子さん

graduates7

研究科修了後、東ウガンダ地方都市の公立病院にて現地リサーチNGO、英国大学研究機関と共にクリニカルリサーチを行う傍ら、院内感染予防のための病院スタッフへの手指衛生指導、現地スタッフへの衛生管理トレーナー養成を行っています。研究科の2年間で学んだ知識・経験をフルにアウトプットし、現場での新たな発見と日々沸き立つ様々な疑問をインプットする毎日。まだまだそれらを十分に応用しきれていない自分の未熟さを目の当たりにする場面は少なくありません。また、研究科2年次の長期インターン先、ケニア・ナイロビでの爆破テロを間近で経験して以来、途上国で国際保健に携わる実践的能力を備えた人材の条件として、与えられた職務を全うするのはもちろん、世界の揺れ動く情勢にアンテナを張り、日々の生活における安全に健康に平常心をもって過ごす自己管理能力の必要性を痛感しています。
「これで大丈夫だろうか」と道に迷った時にはいつも、世界各地で頑張っている同期の友人からのメッセージ、研究科修了式に頂いた諸先生からの“メッセージ手ぬぐい”に励まされ、今日もアフリカの赤土の大地を子供達と一緒に歩きながらオフィスへ通っています。(サラヤ株式会社、サラヤイーストアフリカ(ウガンダ)研究員、海外産業人材育成協会(HIDA)公衆衛生専門家(ウガンダ))

国際健康開発研究科 国際健康開発専攻 平成27年度 3月修了 鈴木 裕子さん

graduates6

青年海外協力隊・看護師隊員としてセネガルで活動を行い、国際保健医療協力の重要性とやりがいを感じました。専門的な知識や技術を身に付けた上でもう一度国際協力の現場に立ってみたいという思いがあり、帰国後すぐに本研究科に入学しました。経験豊かな教師陣、異なる背景の同級生に囲まれ、学ぶことが本当に楽しかった2年間でした。一年次の短期フィールド研修ではチームで行う活動も学びましたが、インターン・研究を通して自分と向き合うことが多く、単に国際保健の学びを得る以上に、人として成長することができたように思います。そして、在学中は国内外で本当に多くの人に出会い、人との交流の中でも様々な学びを得ることができました。同級生や先輩・先生方、学会やインターン・研究を通じて得た人脈は今後の国際保健分野での仕事にも活かされると思います。卒業後は保健系の開発コンサルタント会社で本研究科での学びを実力に変えていけるように努力していきたいと思います。
(株式会社 国際テクノ・センター)

国際健康開発研究科 国際健康開発専攻 2年生 手嶋 正志さん

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青年海外協力隊・理学療法士隊員としてのパプアニューギニアでの活動終了後、国際健康開発研究科に入学しました。私は協力 隊としての開発途上国の遠隔地での活動を通して、多くの障害者が必要なサービスにアクセス出来ないために物理的にも心理的にも孤立した生 活を送っているという現実に直面しました。そのような途上国での障害者保健について、政策的な面から関わることの出来る専門家になりたい というのがこの研究科の志望動機でした。1年次には経験豊富な先生方と困った時に 大きな力になっていただける事務スタッフの方々に囲まれ、個性的な同級生たちと共に、グローバルヘルスに関わる極めて実践的な学習の機会 を得ることが出来ました。現在はフィリピンにあるWHO西太平洋地域事務所にて長 期インターンを開始しています。国際機関での刺激的な毎日は自分を更に成長させる絶好のチャンスとなります。自分自身の将来も見据えた実 りのある経験を得られるように一所懸命に頑張っています。

国際健康開発研究科 国際健康開発専攻 2年生 内野 充 さん

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大学卒業後、すぐにこの研究科に入学致しました。大学の頃は農学を専攻しており、新卒理系という非医療系でこの研究科に飛び込むというのは不安でした。しかし、国内外問わず経験豊富で魅力的な講師陣や講師陣に負けず劣らず個性的な同級生に囲まれ、入学当初の不安は、嘘のように感じず一年間が過ぎ去りました。
研究科では、医学だけではなく、政策学や経済学、人類学といった多岐に渡る学問を体系的に学ぶことができました。また、その学んだことを同級生と昼夜問わず話し合い、考え合う環境の場があることは長期インターンシップと共に研究科の魅力だと感じました。
4月からは長期インターンシップで南アフリカ共和国に滞在しております。この長期インターンシップの活動を通して、現地の方々と共に何ができるのか考え行動していきたいと思います。

医歯薬学総合研究科 熱帯医学専攻 2009年度9月修了 イェン ハイ ドアンさん(国立感染症研究所)

graduates3My name is Yen Hai Doan. I come from Vietnam.
Before I came here, I worked at the National Institute of Hygiene and Epidemiology which serves for maintaining a better public health state in my country, particularly with respect to various infectious diseases. The occupation I was engaged in before I came here required a high level of working knowledge in infectious diseases particularly prevalent in tropical, developing countries including Vietnam. This is why I entered the Master of Tropical Medicine course. A lot of advanced facilities were given to the students during this course. The lectures in the class as well as case reported in the hospital by the professors, doctors and invited speakers were really helpful to widen our knowledge in tropical infectious diseases and the related disciplines. From acquired knowledge and skills in master course, I came to believe it a right decision to get a higher and more advanced level of education in the PhD course in this school under the supervision of Professor Nakagomi. After graduated, I worked at Nagasaki University, School of Medicine as a tenure-track assistant professor. Currently, I work as a researcher at the National Institute of Infectious Disease in Japan. Here, I am involved into research activities of gastroenteritis disease in children. The skills I cultivated research practices and knowledge from MTM course are extremely helpful. This positive experience in my research career from MTM and PhD courses at Nagasaki University inspired me to seek a heightened level of involvement in new directions.

医歯薬学総合研究科 熱帯医学専攻2013年度9月修了 ラーマン ビルディ ザビフラーさん(JICAアフガニスタン事務所)

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私にとっては、医学研究を自分の手で行うのはこれが初めてでした。
長崎大学で研究を行うために欠かせない知識、技術を得た後、アフガニスタンに戻り、ある県立病院で研究を行いました。そこで肺炎の診断を受けた500名以上の子どもについて調べることが出来ました。
現在、集めたデータサンプルを分析しています。これは、現地で多い小児肺炎の治療と予防に関する有用な情報を提供してくれるアフガニスタン最初の研究の一つとなります。
指導くださった熱帯医学研究所臨床感染症学有吉紅也教授に心よりお礼申し上げたいと思います。

医歯薬学総合研究科 熱帯医学専攻 2012年度9月修了 阪下 健太郎さん(東京都立多摩総合医療センター 呼吸器科)

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私は、フィリピンのマニラに3ヶ月間滞在し、国立の感染症専門病院で結核に関するリサーチを行いました。渡航前に臨床研究に不可欠な生物統計学や医療倫理学の講義を受けつつ、研究計画書の作成と教官からの指導も頂き、希望通りの臨床研究を行うことができました。現地到着後すぐに研究協力者全員の前で英語でのプレゼンテーションを行い、討論を重ね、現地到着2週間後には、倫理委員会の承認を得て研究が開始できました。研究中の細かいトラブルや疑問点に対しても、長崎とのテレビ会議で指導教官と綿密に相談できました。このため、現地の実情に合わせ細部の軌道修正をし、帰国までには予定した症例数を集められ、現在は解析を行っています。また、臨床研究に並行して、一般病棟でも研修させて頂き、日本では見られない感染症と、そのマネジメントを経験できました。海外で、短期間に研究と臨床を同時に経験できてしまう素晴らしいプログラムです。

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