NU-LSHTM国際連携グローバルヘルス専攻

博士後期課程 NU-LSHTM国際連携グローバルヘルス専攻

3つのポリシー

  1. グローバルヘルス領域において,博士レベルの研究・実践能力を修得するために必要な基礎および専門知識・技術・経験を有する(知識レベル)
  2. 長崎大学とロンドン大学衛生・熱帯医学大学院共同の博士後期課程を通して,同領域の進展に貢献しようとする向学心を有する(ミッション・精神レベル)
  3. 博士号取得後に様々な分野と協働して国際チームの一員としてリーダーシップ・フォロワーシップをもって活躍できる能力、柔軟性を備えていること(社会性・国際性・能力レベル)
ディプロマポリシーに適合した人材育成を実現するため,グローバルヘルス領域での博士研究の適切な研究領域を選択し,先行研究の十分な精査及び意義のある革新的な研究課題の吟味・決定,必要な知識と技術の修得,研究を遂行し社会に公表する能力を涵養するカリキュラムを提供する。

  1. 研究領域の選択に関するカリキュラム ・体系的文献検索を通じて先行研究の十分な精査 ・文献の批判的読解を通じて信頼できる情報の選択力 ・学際的な研究指導チーム内での実質的な議論を通じて発表能力
  2. 研究計画作成に関するカリキュラム(博士研究資格審査準備) ・意義のある革新的な研究課題を吟味・決定 ・研究計画書・プロトコールの作成(演習)
  3. 研究技術修得に関するカリキュラム ・個々の研究計画・プロトコールに沿って,実験手技演習,疫学調査手技演習,その他必要な基礎知識・技術取得を行う(必要に応じて追加的に修士授業の聴講等による知識獲得も課す)
  4. 博士研究チューイッション ・博士研究の進捗に合わせた討論・方法と結果のチェック ・ティーシス形式論文の作成指導(博士論文審査・最終試験)
  1. グローバルヘルス全体を俯瞰する能力と知識を有する
  2. 日英が推進する国際共同研究や国際共同プログラムへの参加経験を介して,国際共同研究等において主導して研究・活動する能力を有する
  3. 成果を公表して,グローバルヘルス領域の科学研究を推進する能力を有する
  4. 科学的知見に基づき,実践においてもインパクトを与えられる能力を有する

すなわち,グローバルヘルス分野において,研究者として自立して研究活動を行い,高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力と,その基礎となる豊かな学識を備えた人材であり,国際的環境のなかで,グローバルヘルス分野における国際共同研究・実践プロジェクト(特にTMGHとLSHTMが共同で実施する研究等)を推進できる能力を有した者である。

国際連携グローバルヘルス専攻の概要

修業年限:3年

修了要件:LSHTMと長崎大学で構成される合同の委員会(Joint Academic Committee)による,厳格な博士論文の審査及び最終試験に合格

カリキュラム

本課程では,原則として日英(長崎大学とLSHTM)で実施している国際共同研究等に実際に参画する中で指導を受けるカリキュラムとなっている。ただし,全ての学生が国際共同研究等に実際に参画し,研究指導を受けることが可能となるわけではない。学生は,1年次の第4クォーターにJoint Academic Committeeによる博士研究資格審査(Qualifying Examination)によって,研究計画書の内容および研究能力について審査を受けることとし,この審査に合格した者だけが,国際共同研究等におけるチーム型研究指導を受けることできる。

チーム型研究指導

博士後期課程では,リサーチワーク主導型の教育課程を編成している。グローバルヘルスという学際的領域を対象とすることから,本研究科の教員を「熱帯医学」「国際健康開発」「ヘルスイノベーション」の3つの分野に集約し,学生の研究テーマに沿って主指導教員を決定する。さらに,前述のとおりグローバルヘルスは学際的なものであることから,副指導教員として主指導教員とは別の分野を専門とする教員2名を配置し,計3名の教員による共同指導体制(チーム型研究指導)を構築する。

なお,国際連携専攻の学生については,原則として長崎大学とLSHTMの教員何れもが指導教員となるようチームを構成する。そのため,主指導教員がLSHTMの教員である場合,副指導教員のうち1名は必ず長崎大学の教員が担当することとなる。

世界最高水準の授業の提供

LSHTMの世界レベルの教員の指導を直接受けることが可能となる。

授業料・入学料等

■授業料

国際連携専攻の授業料は,長崎大学とLSHTMに通常納める金額の半額をそれぞれの大学に納めることとなります。現在(令和6年11月)は,以下の金額となっております。(授業料額の改定がある場合があります)

・長崎大学 267,900円(年額)

・ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院 GBP 3,535(年額)

■入学料等

国際連携専攻の検定料及び入学料は長崎大学にのみ納める必要がありますので、指定された期間に収めてください。検定料については、事前審査に合格し面接試験を受ける者のみ指定期間に納入ください。ただし、長崎大学の各研究科博士前期課程または修士課程から進学する者については、事前に熱帯医学・グローバルヘルス研究科事務室(tmghadmin@ml.nagasaki-u.ac.jp)に連絡し、検定料について指示を受けてください。

<検定料>

・検定料: 30,000円(支払い期間は後日公表します)

・振込期間: 事前審査合格の通知をうけてから2025年3月3日(月)まで

・振込方法: 事前審査合格の通知で連絡します

出願に関しての留意事項

  1. 検定料が振り込まれていない場合,支払いを証明する収納証明書やご利用明細票等が貼付または添えられていない場合は出願を受理しない。
  2. 既納の出願料は,次の場合を除き,いかなる場合があっても返還しない。 検定料を振り込んだが出願書類に不備があった場合又は検定料を誤って二重に振り込んだ場合には,振り込んだ者の申し出により,当該検定料相当額を返還する。ただし,返還にかかる手数料は,原則,入学志願者本人の負担とする。返還の申し出は,出願期間の最終日から14日以内とする。

<入学料>

・入学料:282,000円

・振り込み期間:合格者にのみ合格通知書で通知します

各種資料

    • 履修モデル

    • コースマップ

    • 養成する人材像

    • 既設修士課程との関係

    • グローバルヘルス専攻と国際連携専攻との違いについて

研究指導計画書

博士後期課程NU-LSHTM国際連携グローバルヘルス専攻研究指導計画

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