熱帯医学・グローバルヘルス研究科及び熱帯医学研究所では,8月18日(木)に「泡で世界を変える!スナノミ対策:10代のインベンターとのスペシャル・トーク」を実施しました。
「スナノミ症」とは,顧みられない熱帯病(NTDs)の一つであり,アフリカや中南米で重大な保健医療課題となっている寄生虫による感染症です。そのスナノミ症に対し,佐世保工業高等専門学校のファインバブルLab.チームが“泡”でスナノミ症に対応する装置を開発中です。そのアイディアは,2021年度に初開催された高専の女子学生を対象とした高専GCON(GIRLS SDGs × Technology Contest)で披露され,視聴者賞を受賞しました。
開発に際し,アドバイスを行ったJICA九州様,熱帯医学・グローバルヘルス研究科の神谷教授の縁で,この度,ファインバブルLab.チームの4名を長崎大学に招待してのスペシャル・トークイベントを実施することとなりました。当日は,JICA草の根技術協力でスナノミ症への対策プロジェクトを実施している熱研ケニア拠点ともオンライン通話を繋ぎ,ファインバブルLab.チーム,JICA九州様にそれぞれの取り組みについてプレゼンテーションしていただいた後,今後についての意見交換会を行いました。
ものづくりで社会課題を解決する,若いインベンダーの新しい国際協力のあり方に期待しています。