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熱帯医学研究所が「世界顧みられない熱帯病デー」ライトアップキャンペーンに参加します。

長崎大学熱帯医学研究所では、世界の貧しい人々に蔓延する顧みられない熱帯病制圧の啓発活動を支援する目的で、令和 3 年 1 月 30 日(土)夕方より、長崎市役所の協力の下、世界的ライトアップキャンペーンに参加いたします。

1月30日は、「世界顧みられない熱帯病デー」です。「顧みられない熱帯病」とは、世界の貧しい人々の間で流行する感染症をはじめとした病気の一群の呼び名であり、世界で 10 億人がその病気に苦しんでいると言われています。先進国にはあまり見られない病気であり、関心が持たれていないことから「顧みられない」という名称が付けられています。
長崎大学は、熱帯医学研究を標榜する日本唯一の研究所(熱帯医学研究所)を持ち、世界の顧みられない熱帯病対策に貢献しています。また、我が国の顧みられない熱帯病に関連する団体のネットワーク機関である「日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)」を運営しており、東京タワーのライトアップ(主催 SDGs・プロミスジャパン)とコラボレーションし、長崎のライトアップ(主催:長崎大学熱帯学研究所および JAGntd、後援:長崎市役所)を実施いたします。

「世界顧(かえり)みられない熱帯病デー」ライトアップキャンペーン(長崎会場)
【日時】令和 3 年 1 月 30 日(土)夕方頃~
【場所】稲佐山電波塔、眼鏡橋、女神大橋
【目的】「顧みられない熱帯病」への対策促進と、一般への啓発

World NTD Day HP: https://worldntdday.org/

ポイント

    • 今回のライトアップキャンペーンでは、ギザのピラミッド(エジプト)やピサの斜塔(フランス)、万里の長城(中国)など、世界有数の建物や建造物が、顧みられない熱帯病対策のテーマカラーである「オレンジ色」および「紫色」にライトアップされます。日本からは、東京タワー(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000064873.html)と、長崎の 3 か所(稲佐山、眼鏡橋、女神大橋)のみが参加します。
    • このキャンペーンは、顧みられない熱帯病の啓発活動を世界的にリードしている Uniting toCombat Neglected Tropical Diseases およびアブダビの皇太子宮殿が後援しています。
    • 顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)は国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の、ターゲット 3.3 「2030 年までに NTDs の流行に終止符を打つ」に掲げられています。
    • 長崎大学熱帯医学研究所は、多くの研究者が顧みられない熱帯病の研究や国際協力、そして教育活動に取り組んでおり、「日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)」は、熱帯医学研究所内に設立された団体です。我が国における顧みられない熱帯病のネットワークを構築し、病気をなくす日本発の活動を活性化する役割を担っています。
    • 今回のライトアップは、世界中の同じ目的を持つ組織と協力し、顧みられない熱帯病の問題を一般に周知することを目的としています。また、長崎有数の観光名所である稲佐山、女神大橋、および眼鏡橋のライトアップにご協力いただくことで、長崎の知名度アップを図ることも期待されます。

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