バクマイ病院(ベトナム社会主義共和国)との間の学術交流協定を締結 (2016年3月8日)
3月2日、長崎大学とバクマイ病院(Bachmai Hospital)は学術交流協定を締結しました。
ハノイ市にあるバクマイ病院で行われた調印式では、長崎大学を代表して、ベトナム拠点長山城哲教授とバクマイ病院副院長Ngo Quy Chau教授 が、長崎大学片峰茂学長とバクマイ病院Nguyen Quoc Anh院長が署名した協定書を交換しました。
調印式のスピーチのなかで、山城拠点長から、バクマイ病院との交流は、2009年に同病院感染症部門から医師1名が、本学修士課程(医歯薬学総合研究科熱帯医学専攻)に留学したことに始まり、その後毎年実施された同修士課程へのビデオ会議システムによる遠隔臨床症例講義、本学修士課程学生の臨床研修・研究の場での現地指導などを通じて、研究領域においても関係をさらに深めてきたことが述べられました。
Chau副院長は、北部ベトナム最大(1900床)の基幹病院であるバクマイ 病院が日本の支援を受けつつ成長を続けてきたこと、さらにこの10年間の長崎大学熱帯医学研究所との協力がバクマイ病院感染症部門を中心に着実に展開されてきたことへの感謝、そして今後は、双方の協力がそれぞれの一部局を超えて、他部署間の交流へ発展することが期待として述べられました。